北葛城郡広陵町にて、クロマツの剪定。

マツの剪定には少しこだわりを持ってあたっています。うちは春先のみどり摘みはしません。施主さんが春先に伸びる”みどり”が気になって摘んでしまわれることがあるのですが、それはしないようにお願いしておきます。

小芽が落ちるのでマツの剪定は台風シーズンが終わってからという方もいらっしゃいますが、土用を過ぎた七月末のいま時分からがマツの剪定適時と考えています。理由・根拠は長くなるのでさておき、親方から教わったことを自分なりに検証しながら、やはりこのやり方が一番だと確信に近づいています。

台風一過の夏晴れの中、広陵町Y様邸のクロマツの剪定でした。こちらのお庭、お手入れさせて頂いてはや10年になります。

このクロマツも初めて見たときは芽も荒く、葉も長く枝ぶりもあばれていました。今はもうすっかり私の手になって、施主さんからもご好評いだいています。

マツは職人の考え方・技量・経験が仕上がりに大きく影響を与える樹種であるので、腕の見せ所ではあります。

しかし手間がかかる仕事ゆえ、それも施主さんのご理解があってのことですが。

 


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