久しぶりになりますが今回は東京へ用事ができたので、情報収集かたがたいろいろと勉強に東京へ行ってきました。
米原あたりは結構な積雪で、雪国でしたねー。先週の東京の大雪での交通麻痺が頭をよぎります。
1日目は鋏をお願いしていた千葉県松戸の鍛冶屋さんへ。工場を見せて頂き、鋏の制作過程や切れ味を左右する、ほんとに微妙な刃の反りや隙、素材の話など聞けば聞くほど職人技の凄さや一つの鋏にこれほどまでの工夫がなされていたことに改めて感心しました。いまは一人で作業をこなしておられるそうですが、ここにはご主人の鋏鍛冶としての意地とプライドそして今の世間が忘れている、時間や対価を考えない丁寧なモノ造りの職人魂がありました。それと、熱心のご説明いただいたご主人の人柄にも惚れました。
夕方から別件の用事をこなして、日本橋のホテルへ。雪がふりませんよーにと就寝。。。
2日目は時間があったので、根津美術館へ。
東部鉄道の社長などを務めた根津嘉一郎さんの古美術コレクションが展示されてます。
しかしまあ、よくもこれだけのものが収集できたなぁっていうくらい凄いものがそろっていますね。
一体どんだけ儲けたんだ~!って感じです。。。
ここは青山のど真ん中にありながら広大な庭園がみどころになってます。
みぞれ雪のなか広大な敷地を散策。
茶室や東屋もあり、まさに市中の山河です。数寄者を極めた感じですね~
「無駄こそ文化なり」といいます。無駄を排除するばかりの合理主義が大手を振る昨今ですが、伝統文化や伝統技術を後世に残し伝えていく”無駄”は大事にしたいですね。