むかし懐かしい風情が残る天理市M様邸でのお手入れです。もう農業は営んでらっしゃらないようですが、長屋門を抜けて母屋があって、そして離れ。納屋に稲屋に戌亥蔵、茶室もあります。かなり立派なお屋敷です。
立派なクロマツがお屋敷を見守るように立っています。
老木でもあるので、葉っぱのもみあげは控え目に仕上げました。
裏庭には柿の木に実がたわわに、足元には貴船菊が。
生垣は刈込ですが他のマキやカシ、サザンカ、杉までも刈込んであったので、枝をさばいて透かし剪定で仕上げました。
これだけ大きな家屋、広い庭の維持は金銭的にも大変だとは思いますが、よき日本の伝統建築や生活に密着した庭が後世に残っていって欲しいものです。